一般社団法人 沖縄青年会議所

2025 年度 理事長所信

2025年度スローガン

「Challenge Myself ~新たな挑戦が未来を創る~」

第 56 代 理事長 前原 史典

【はじめに】
 1949年、情熱を持った青年有志によって「明るい豊かな社会の実現」を理想とし、東京青年商工会議所が設立され、その後、日本全土にわたる青年会議所運動が始まりました。
 沖縄青年会議所は、1970年に日本で486番目のLOMとして誕生し、昨年、創立55周年という大きな節目を迎えることができました。半世紀以上にわたって地域と共に歩み、数多くの成果を成し遂げてきたことは、初代 前田 一徳 先輩をはじめとする先輩諸氏の努力と情熱の賜物であり、私たちもその歴史に感謝と誇りを抱いています。
 私は、2019年1月に沖縄青年会議所に入会しました。その年は、創立50周年という大きな節目の年であり、地域に根差した組織の伝統と成果を身近に感じることができました。一方で、当時の会員数は現在ほど多くなく、限られた人数で力を合わせながら、多くの課題に挑む日々が続きました。わからないことだらけの中で、試行錯誤しながら経験を積んだことは、今でも私の原点となっています。このような経験を通じて、「挑戦する」ことの意義と、仲間と共に成し遂げる喜びを深く学びました。
 今年度は、これまでの伝統を受け継ぎつつ、時代の変化に柔軟に対応し、次なる時代に向けた新たな一歩を踏み出す必要があります。「Challenge Myself ~新たな挑戦が未来を創る~」をスローガンのもと、自己の限界を超え、新たな挑戦を通じて会員の成長を目指していきます。

【組織運営~理念共有で未来を築く~】
 近年、感染症の世界的な流行、水害や地震などの自然災害、さらにデジタル技術の急速な発展といった、予測が困難なVUCA時代が続いています。このような時代に適応するためには、全メンバーが一体となって取り組む姿勢が求められます。特に大切なのは、「何のために、なぜこの運動を行うのか」という根本的な問いを常に考え手段にとらわれることなく、活動に臨む姿勢です。今年度は、多くのメンバーが入会3年未満のため、あらためて理念を共有し、全員が一つの方向性を持てるよう取り組みます。メンバー同士が理念に基づき支え合うことで、共に活動への意識を高め、活動の根幹を強化していきます。また、私たちの運動の意義を広く地域の方々に理解していただき、共感を生んでいくために、SNSをはじめとする広報活動にも注力します。地域とのつながりを深め、共に未来を築くために、私たちの活動が持つ意味や成果をしっかりと発信し、地域に求められる組織となるよう目指します。

【成長し続ける組織へ~主体性と挑戦の文化を築く~】
 2023年度から2024年度にかけて、私たちは組織力の強化に取り組み、各委員会が活発に活動する環境を整えてきました。その結果、多くの会員が事業に参加し、さまざまな経験を積む機会を得ることができました。そして今年度は、さらに一歩踏み込み、会員一人ひとりが主体的に考え、行動し、成長を実感できる組織を目指していきます。本年度は、会員が自らの意志で動き、挑戦し、成長できる環境づくりを進めます。委員長には、メンバーが積極的に意見を出し合い、それぞれの強みを活かしながら事業を創り上げる機会を提供してもらいます。これにより、メンバーが自分の役割に誇りを持ち、組織への愛着がより深まると確信しています。青年会議所は、挑戦と成長の場です。会員一人ひとりが「どうすればもっと良くなるか?」を考え行動することで、組織全体の活力はさらに高まります。挑戦と学びを積み重ね、進化し続ける組織を共に築いていきましょう。

【地域青少年育成~地域交流で未来を育む~】
 1972年から続く三沢JCとの共同事業の三沢-沖縄児童交歓事業は、地域間の交流を通じて次世代を担う青少年の成長を促す重要な取り組みです。この事業では、子どもたちが異なる文化や歴史を学びながら友好の絆を深め、広い視野と多様な価値観を育んできました。今年度は沖縄から三沢を訪れ、現地の歴史や文化を学ぶことで、新たな気づきと成長の機会を共有します。昨年度は、離島での平和学習を実施し、座間味島で自然や歴史に触れる中で、子どもたちの未来への意識を高めることができました。今年度はこの経験を活かし、より深い交流と学びの場を創出し、次世代に必要な多様な視点や価値観を養います。また、学校や地域団体との連携をさらに強化し、地域全体で青少年の成長を支える仕組みを構築していきます。これらの取り組みを通じて、子どもたちが地域への愛着と誇りを持ち、将来の地域社会を支える存在へと成長することを目指します。

【拡大こそ変革の力 ~共に未来を創る仲間を求めて~】
 会員の拡大は、地域に変革をもたらす大きな原動力だと考えます。単に人数を増やすだけではなく、JCの理念を共有し、地域の未来に共に貢献できる仲間を増やすことが重要です。新しく加わるメンバーには、JC活動の意義と目指す方向をしっかりと共有し、入会後も成長の機会を提供し続けることで、地域に真のリーダーシップを発揮できる人材を育成し、会員拡大がJCI Missionの達成に直結するよう努めていきます。また、今年度は組織としての拡大戦略を強化し、多様な背景を持つメンバーを迎えることで、組織全体の多様性と持続可能性を高めていきます。今後も地域に共感を生む運動を続けるために、さらなる会員拡大とともに、組織全体の成長と進化を図っていきます。

【最後に】
青年会議所は、失敗を許容し、それを成長の糧として次なる成功へのステップとする文化を大切にしてきました。ただし、ここでいう「失敗」とは単なる過ちや安易なものではなく、挑戦の中で得られる学びや気づきを伴うものであり、この「真の失敗」こそが次のステージへと導く貴重な経験となります。会員の皆様には、未知の領域にも果敢に挑戦し、その過程で自らを磨きながら成長を遂げていただきたいと願っています。挑戦することは、自己の成長にとどまらず、組織全体や地域社会の発展にも大きく貢献します。今年度の活動が次世代に誇れる新たな歴史の一頁となるよう、「新たな挑戦が未来を創る」という信念を胸に、共に歩み、挑戦を続けながら、沖縄青年会議所のさらなる発展と未来の創造に向けて前進していきましょう。

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