一般社団法人 沖縄青年会議所
2024 年度 理事長所信
【はじめに】
これまで多くの会員が想いを繋いで存続させてきた沖縄青年会議所は1970年に設立し今年で生誕55周年を迎えます。当会議所は日本で486番目に誕生し、時代の変化とともに試行錯誤し地域と一緒に成長し続けられたのは、初代理事長の前田先輩を筆頭に多くの諸先輩方の地域を想う活動と地域の方々のご協力があったからこそ。この長い年月繋いできた絆を55周年という節目の時に理事長としてバトンを受け取れたこと、そして当会議所を支えてくれる多くのメンバーに本当に感謝しております。50周年は“感謝”をテーマとして行いましたが、今年は感謝の先に続くという意味を込めたテーマを掲げ周年を行いたいと考えております。今年度は明・元・素をスローガンに掲げ邁進していきます。明るく元気で素直にという気持ちをもって地域とさらに密な関係を築き、共により良いまちづくりを目指して行きたいと思っています。
【進化した組織体制】
前年度は組織力の強化を掲げ、会員一人ひとりの成長と積極的に事業へ参画できる環境作りを行いました。全国でも会員減少が課題になっており、拡大も積極的に行わなければなりません。しかし少ない人数でも、大きな効果が得られる事業を考える事も一つだと思います。これまでの問題と新たに産まれる問題に対して、必要とされる解決策を多角的視点で力を合わせて事業構築を実現可能にできる組織を目指します。 今年度は前年に引き続き組織力の強化と共に、新入会員の短期間ではありますが、事業で得た学びや経験を各々のポジションでこれまでよりプラスを目指して事業構築を行ってもらいたいと考えております。
1.総務広報委員会
→円滑な会議設え及び運営
→SNSの発信を強化し青年会議所組織や運動の見える化の実現
2.地域・青少年委員会
→三沢沖縄児童交歓事業の実施
→沖縄市政誕生50周年事業の実施
3.55周年実行委員会
→55周年式典事業の実施
【明】
青年会議所には「明るい豊かな社会の実現」に向かって日々事業を考えております。では明るいとは実際どのようなことを指すのか。私の考える明るいとは「明るい未来イメージができること」を指します。私達の活動を通して地域の明るい未来を共に作っていくイメージが見えるような事業を行い、もっと発信力を高めて一人でも多くの方にそのイメージを持っていただけるよう、明るい未来を想像できる事業の構築を沖縄青年会議所として行っていきます。
【元】
自分自身の体が最大の資本です。体調もそうですが、自身の心が満たされていない状態では他者を豊かに出来る事業構築は難しいと考えています。仕事もJC運動も時には辛くなる時もあるかもれない。その時はメンバー同士で悩みや苦しみを分け合い共に成長できる環境がここにあります。自身の身近な人を大切にして幸せの輪を広げて行く事で、より良いJC運動が実現します。
【素】
柔軟な心持ちで固定観念に捉われず、地域の求めている事に耳を傾けて時代にあった青年会議所であることが重要となってきています。時代の変化が激しくスピーディーだからこそ、その波に対応したリーダーの育成が必要となってきます。
【最後に】
私は青年会議所に2019年4月に入会して今年で5年目となります。 青年会議所に入会して、様々な経験をさせてもらいました。ときには県内外で活動しているJCメンバーに、そしてときには身近である地域の方に、多くの気付きと学びを頂きました。これまでに得た学びを活かし、地域の問題の改善とは?地域にインパクを残す運動とは?常に疑問をもちながら、固定観念にとらわれず、私達にしか出来ない「より良い豊かな社会の実現」を目指し進んで参ります。この5年の間に天災地変によって運動が出来ない期間もありました。想定外はいつ起こるかわかりません。しかし、そんなときだからこそ問題と真摯に向き合うために、信頼関係を築いたメンバーとの結束力が必要となります。そんなメンバーを得られたことは私の一生の宝物だと感じております。2024年もしっかり走り抜きたいと思います。
第 55 代 理事長 大庭 恵梨花