一般社団法人 沖縄青年会議所
2026 年度 理事長所信
2026年度LOMスローガン
「温故知新 ~歴史を紡ぎ未来を拓く~」
第 57代 理事長 大嶺 心
【はじめに】
「まくとぅそーけー、なんくるないさ」
これは沖縄に古くから伝わる黄金言葉であり、単なる楽観ではなく「正しい道を歩み続ければ、必ず未来は拓ける」という前向きな教えです。まさに私たちの挑戦を支える精神そのものです。
沖縄青年会議所は、1970 年に全国で486 番目の青年会議所として設立されて以来、57 年もの歴史を紡いできました。先輩諸兄姉のたゆまぬ努力と情熱により、地域の発展に寄与し、多くの人財を育成し続けてきました。その歩みは私たちにとって誇りであり、未来に引き継ぐべき大切な財産です。
私は、2015 年に琉球ゴールデンキングスに入社しました。その年に沖縄市と琉球ゴールデンキングスがホームタウン協定を締結し、スポーツの持つ力で地域が盛り上がり、一体となっていく様子を身をもって感じてきました。営業職として7 年間勤務する中で、地域の青年経済団体の存在を知り、個人としても地域を盛り上げる活動がしたいという想いを抱き、2022 年に沖縄青年会議所の門をたたきました。入会年度に沖縄ブロック協議会 総務委員会、2023 年沖縄ブロック協議会 アカデミー委員会 副委員長、2024 年日本青年会議所 国土強靭化委員会 総括幹事、2025 年沖縄地区協議会 未来創造会議 議長と4 年連続で出向させていただき、青年会議所が掲げる「奉仕」「修練」「友情」の3 信条を体感する貴重な時間となりました。成長の機会を与えていただいた沖縄青年会議所には感謝しかありません。
そして2026 年、沖縄青年会議所は初めて「平成生まれ」の理事長となります。 世代交代の時を迎え、私たちには新たな責任があります。それは、先輩方が築いてきた伝統を守りつ
つも、時代に応じた新たな価値を生み出し、地域の期待に応えていくことです。その決意を込め、本年度のスローガンを「温故知新〜歴史を紡ぎ未来を拓く〜」と掲げました。過去を学び、そこから新たな知を得て、未来を創造する。これこそが私たちの使命であると考えます。
1.組織連携
本年度は、沖縄青年会議所として15 年ぶりに沖縄地区協議会会長を輩出することになりました。私が入会して5 年目となりますが、それ以前は会員数が一桁の時代もあり、解散の声も挙がっていたとお聞きしたことがあります。そんな状況から、多くの人のお力添えをいただき、このように沖縄青年会議所から沖縄地区協議会 前原 史典 会長を輩出できることを誇りに思います。そして、この機を活かすべく、沖縄ブロック協議会、沖縄地区協議会、そして日本青年会議所との強い連携を通して、より広い視野を持ち、地域の未来を見据えた活動を展開してまいります。
また、私たちの運動の根幹である会議において、新しいアイディアや多角的な視点を持った意見交換がされるような、会員1 人ひとりが積極的に参画する場を提供するべく、これまでの手法に拘らず、日本青年会議所が使用しているアジェンダシステムの導入や他LOM の良い事例を取り入れ、諸会議をより効率的にバージョンアップしていきます。総務・広報委員会が中心となり、これまで以上に、組織内外の連携を深め、多くの会員を巻き込みながら、組織としての基盤をより強固にし、結束を高めてまいります。
2.地域連携
青年会議所の活動は、地域に根差してこそ意義があります。沖縄市、北⾕町、嘉⼿納町、読⾕村は、それぞれが固有の歴史と⽂化を持ちながら、基地問題、観光・産業構造、教育格差、⼈⼝動態など、多様で複雑な地域課題を抱えています。私たち沖縄⻘年会議所は、これら1 市2 町1 村を⽣活・経済圏として⼀体的に捉え、「地域連携による持続可能な未来の創造」を掲げます。
本年度は、地域青少年委員会が中心となり、地域が抱える課題に真摯に向き合い、私たちの一方的な視点だけではなく、地域の声を聴き取る仕組みを構築し、ともに地域を盛り上げる事業を展開してまいります。事業を通じて、地域の声をしっかりと聴き、地域とともに未来を担う子どもたちの育成と、地域全体の活力向上に寄与してまいります。
3.60 周年に向けて
沖縄青年会議所は、2029 年に60 周年を迎えます。この節目を迎えるにあたり、新たに会員拡大委員会を立ち上げ、会員数60 名を目標に会員拡大を積極的に推進してまいります。
また、創立55 周年の際に実施できなかった沖縄アリーナでの周年記念式典の開催も視野に入れ、会員のみならず多くの人を巻き込める組織になるべく活動してまいります。新設する会員拡大委員会には、現役会員を巻き込みながら同世代の経営者に組織の魅力を伝える会員拡大事業、チャリティーゴルフに代わる新しい形の資金増成事業の構築、さらには沖縄市、北谷町、嘉手納町、読谷村の青年団体との交流事業、そして1 年の歩みを振り返る納会事業の実施を担っていただきます。これらの取り組みを通じて、組織をより強靭にし、60 周年を自信を持って迎えられる体制を整えてまいります。
【結びに】
沖縄青年会議所は、先人たちの築き上げた歴史を礎に、地域社会に新たな価値を生み出していかなければなりません。私たちの世代が未来を託された今こそ、力を合わせて挑戦し続ける時です。
先にも述べましたが、私たち沖縄青年会議所が60 周年を迎える2029 年には、日本青年会議所には平成生まれの会員しかおりません。私自身も、沖縄青年会議所初の平成生まれの理事長として、時代の流れに淘汰されない強靭な組織を構築していくと同時に、本年度ともに活動する会員が「沖縄青年会議所に入会して良かった」と思えるような1 年にすることをことをここでお誓い申し上げます。
温故知新 ~歴史を紡ぎ未来を拓く~
これまで沖縄青年会議所の歴史を創り上げてきた多くの先輩諸兄姉に感謝の意を表し、そして最後に、この言葉を胸に刻み、本年度の歩みを進めてまいります。
「まくとぅそーけー、なんくるないさ」